作者:ジョン・クラッセン 訳:長谷川義史
出版社:クレヨンハウス
■ハラハラドキドキのストーリー
小さいサカナが大きなサカナの帽子を盗んで逃げているストーリー。関西弁で話すコミカルな序盤から徐々に緊張感が増して来る終盤。最後の方はハラハラドキドキします。同じくサカナの絵本のスイミーを思い出す様な絵のタッチで、スイミーよりももうちょっと暗くてシリアスさが有ります。
■4歳位じゃないと理解は難しいか
関西弁の面白さ、帽子を取って逃げていること、追われていること、結末の意味すること。ちゃんと理解するにはそれなりに順序立てて考えられる様で無いと難しそう。ちょっと大人の絵本です。
■育児効果
■コミュニケーション:コミュニケーション能力が育めるかどうか
■語彙力:豊かな言葉に触れ、語彙力が向上するかどうか
■教養:教養やマナーや倫理観を育めるかどうか
■論理的思考力:ものごとを順序立てて考えたり、伝えたりする力を育めるかどうか
■想像力:自らの外にある他人の感情や、未来の展開等を想像する力を育めるかどうか
■感受性:自らの内に生まれる嬉しい、楽しい、悲しい等の人間らしい感受性を育めるかどうか
小さいサカナがどうなるのか・・・。ぜひ想像力を膨らませて読んで欲しい本です。
この絵本は元々はカナダの絵本です。これをまず大阪弁で訳したこと、訳した内容もユーモアに溢れていて、よくここまで面白い感じに出来たなと思いました。
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