『100万回生きたねこ』ねこになりきることで、想像力と感受性を養う

作:佐野 洋子
出版社:講談社

■100万回死んで100万回生き返ったネコの話
・100万回死んで100万回生きたネコはどの人生にも不満を持っていた
・ネコは自分が一番立派で大事だと考えていた
・あるとき、美しい白ネコに心を奪われた。
・ネコは白ネコとそのこどもたちを自分と同じぐらい大事だと考える様になった
・子ネコは自立していった。白ネコが息を引き取った時、ネコは初めて泣いた
・ネコは白ネコのそばで息を引き取ると、もう生き返ることはなかった。

■育児効果

各項目の意味についてはこちら


■数々のネコ生の描写から想像力を。ネコの気持ちの変化から感受性を育む
・王様のネコ、どろぼうのネコ、老人のネコ・・・それぞれのネコ生を一緒に想像できる
・初めて泣いたネコ、初めて生き返らなかったネコから何を感じたか、子どもの感受性に注目してみましょう。

作者の佐野洋子さんは後に離婚していますが、詩人・絵本作家としても有名な谷川俊太郎さんと婚姻関係にありました。
離婚と同時に絶版となったものの、2人の合作も発表されています。
こちらです→ふたつの夏
「生きる」ことに鋭く、深い視点を持ったお二人が一緒におられたというのも運命を感じますね。


他の方の感想も見てみましょう!

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