作者:市原 淳
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
■東京大学あかちゃんラボが作成
って言われたら買っちゃいますよね。我が家もそうでした。
親が好きな絵本とあかちゃんが好きな絵本は違うということで、実証実験の末にあかちゃんが釘付けになったイラストを用いて製作されています。
カタツムリみたいな細胞みたいな感じのキャラクター「もいもい」が伸びたり縮んだり、大きくなったり小さくなったり「もいもい」の日常を描いた内容です。
■あかちゃんが楽しんだかどうかは分からない
「あかちゃんが夢中になる」という触れ込みに惹かれて購入したので、
どんな反応か楽しみにしていましたが、私にはこどもが喜んでいるか分かりませんでした。
科学的に立証されているんだから、あかちゃんも喜んでいるはず!!
と思い込んで読む絵本かと思います。
この絵本の特設ページがあったり、メディアミックスが有ったりシリーズ作が発売されていたりと、出版する側の熱意はすごいです。
■育児効果
■コミュニケーション:コミュニケーション能力が育めるかどうか
■語彙力:豊かな言葉に触れ、語彙力が向上するかどうか
■教養:教養やマナーや倫理観を育めるかどうか
■論理的思考力:ものごとを順序立てて考えたり、伝えたりする力を育めるかどうか
■想像力:自らの外にある他人の感情や、未来の展開等を想像する力を育めるかどうか
■感受性:自らの内に生まれる嬉しい、楽しい、悲しい等の人間らしい感受性を育めるかどうか
ちょっと難しい・・・と思ったのが本音です。
あまりにとっかかりが無いので、親としてどうこの絵本を読んであげれば良いのか分からなくなります。
これを見たらあかちゃんが喜んでくれる!と言う気持ちだけでは絵本は成り立たない。そこに親があかちゃんとどういうコミュニケーションを取りたいか、何を感じて欲しいか、愛情の表出機能が絵本にとって最も大事だと感じました。
愛情を表出させる触媒として絵本を両者の間に置くことでお互いが嬉しいということが大事なのかなと思います。「もいもい」はその部分で難しく、結果、レーダーチャートは小さくなってしまいました。なんのために買ってあげるのか?を考えてから買う本かと思います。
他の方の感想も見てみましょう!
コメントを残す